2010年10月03日
【講演:クラインガルテン】なぜ都市に、子ども達に畑が必要か
10月2日(土)
講演『ドイツの市民農園・クラインガルテン』
*時間:16:00~18:00
*場所:フレール花壇
東北大学・園芸学研究室で日本園芸協会会長の金浜耕基先生に『ドイツの市民農園・クラインガルテン』のお話を聞かせていただきました。
~報告~
<尚絅学院大学4年:ささきりな>
今回の講話ではドイツの市民農園について掘り下げて学ぶ事が出来ましたよ!
市街地の周縁部に100区画程度のまとまりをつくっているものが多いこと
農園内には滞在ができる小屋があること。
年間2万円前後で100坪の土地を借りられ、畑をつくれること
使用しているのは国の土地。それを協会を設立して管理運営をしていること
開発を行う際に、計画に市民農園の計画を取り込まないと、国からの許可がおりないこと
・・・などなど日本に比べて都市政策のなかにきちんと盛り込まれ、農園に対する取り組みが行われているそうです!風景の写真がとても美しく印象的でした。
クラインガルテンの大きな目的の一つには「子ども」という視点があります。産業革命の時代に公害がひどくなったドイツの都市で、子ども達の体の健康、心の健康を保つことが必要と。そのために、農園がある敷地内に子どもの遊び場もあるんです。
やはり180年も前から培ってきたドイツの市民農園の歴史は底知れないですね!
工夫一つで課題を乗り越える力がとても大切な事なのだと改めて感じました
教えて頂いた事をバネに、これからも市民農園についての勉強を続けたいと思います!
金浜先生、今回は貴重なお時間を割いて下さり、誠にありがとうございました!
<花壇大手町町内会・アーバンスコップ倶楽部 やなぎやりさ>
金浜先生のお話のなかで、
心に残ったキーワードをご紹介します!
『』 :キーワード
⇒ :感想
『農村は農村、都市は都市ではなくつながる必要がある。ものだけでなく人も。 』
⇒朝日町の方や桃生町の方との産直市。売って買ってだけの関係だけじゃなく、人や言葉が行き交うこと、大切だなぁ。
『農園を借りている年数が増えた分だけ、手が加えられる部分が多くなり、バージョンアップされていく。』
⇒最初は未完成でok。ちょっとずつちょっとずつ手をかけて育てていけば良い。
『ライプチヒにあるヨハニスタールKG協会。ゲーテが亡くなった1832年に完成。ゲーテの「ファウスト」のなかで言われている理想郷を実現した。「金、権力、女を満たしても憂いは解消できない。憂いを解消するためにガーデニングが必要』
⇒本当の心の豊かさとはなにか、改めて考えさせられます。
『シュレーバー協会のクラインガルテン。敷地内に入ると、子どもの遊び場と親たちの区画が分かれる。親子といえどもストレスがある、それは家庭のなかでは解消できないからこのように離れる場所でそれぞれストレス解消できる場が必要。 』
⇒農園の傍で子どもが遊んでいる状況っていいなぁと漠然と感じていたけれど、こういうことかぁと再確認できました。
『学校ではいま「学校のなかだけではなく地域で子どもを育てましょう」と言ってはいるけど、それを受け入れる地域のなかの場所が日本にはない。 』
⇒このまちなか農園が、「地域で育つが実現する場所って、こんな所か。こんな所だったら良いな」と、多くの人が感じとれる場所になると良いなと思います。
うーん、都市の中に、子どもたちになぜ「農」が必要か、改めて見直させられ、いまの「まちなか農園」の素敵さを身にしみました。
8日、11日開催の子どもたち対象の「どろ遊び企画」にもつながってきそうだなぁと、更にわくわくです。
ありがとうございました!
*参加されたみなさま、感想をよせていただけると助かります
講演『ドイツの市民農園・クラインガルテン』
*時間:16:00~18:00
*場所:フレール花壇
東北大学・園芸学研究室で日本園芸協会会長の金浜耕基先生に『ドイツの市民農園・クラインガルテン』のお話を聞かせていただきました。
~報告~
<尚絅学院大学4年:ささきりな>
今回の講話ではドイツの市民農園について掘り下げて学ぶ事が出来ましたよ!
市街地の周縁部に100区画程度のまとまりをつくっているものが多いこと
農園内には滞在ができる小屋があること。
年間2万円前後で100坪の土地を借りられ、畑をつくれること
使用しているのは国の土地。それを協会を設立して管理運営をしていること
開発を行う際に、計画に市民農園の計画を取り込まないと、国からの許可がおりないこと
・・・などなど日本に比べて都市政策のなかにきちんと盛り込まれ、農園に対する取り組みが行われているそうです!風景の写真がとても美しく印象的でした。
クラインガルテンの大きな目的の一つには「子ども」という視点があります。産業革命の時代に公害がひどくなったドイツの都市で、子ども達の体の健康、心の健康を保つことが必要と。そのために、農園がある敷地内に子どもの遊び場もあるんです。
やはり180年も前から培ってきたドイツの市民農園の歴史は底知れないですね!
工夫一つで課題を乗り越える力がとても大切な事なのだと改めて感じました
教えて頂いた事をバネに、これからも市民農園についての勉強を続けたいと思います!
金浜先生、今回は貴重なお時間を割いて下さり、誠にありがとうございました!
<花壇大手町町内会・アーバンスコップ倶楽部 やなぎやりさ>
金浜先生のお話のなかで、
心に残ったキーワードをご紹介します!
『』 :キーワード
⇒ :感想
『農村は農村、都市は都市ではなくつながる必要がある。ものだけでなく人も。 』
⇒朝日町の方や桃生町の方との産直市。売って買ってだけの関係だけじゃなく、人や言葉が行き交うこと、大切だなぁ。
『農園を借りている年数が増えた分だけ、手が加えられる部分が多くなり、バージョンアップされていく。』
⇒最初は未完成でok。ちょっとずつちょっとずつ手をかけて育てていけば良い。
『ライプチヒにあるヨハニスタールKG協会。ゲーテが亡くなった1832年に完成。ゲーテの「ファウスト」のなかで言われている理想郷を実現した。「金、権力、女を満たしても憂いは解消できない。憂いを解消するためにガーデニングが必要』
⇒本当の心の豊かさとはなにか、改めて考えさせられます。
『シュレーバー協会のクラインガルテン。敷地内に入ると、子どもの遊び場と親たちの区画が分かれる。親子といえどもストレスがある、それは家庭のなかでは解消できないからこのように離れる場所でそれぞれストレス解消できる場が必要。 』
⇒農園の傍で子どもが遊んでいる状況っていいなぁと漠然と感じていたけれど、こういうことかぁと再確認できました。
『学校ではいま「学校のなかだけではなく地域で子どもを育てましょう」と言ってはいるけど、それを受け入れる地域のなかの場所が日本にはない。 』
⇒このまちなか農園が、「地域で育つが実現する場所って、こんな所か。こんな所だったら良いな」と、多くの人が感じとれる場所になると良いなと思います。
うーん、都市の中に、子どもたちになぜ「農」が必要か、改めて見直させられ、いまの「まちなか農園」の素敵さを身にしみました。
8日、11日開催の子どもたち対象の「どろ遊び企画」にもつながってきそうだなぁと、更にわくわくです。
ありがとうございました!
*参加されたみなさま、感想をよせていただけると助かります
Posted by まちなか農園 at 22:46│Comments(0)
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